ロゴの依頼でロゴデザイナーに伝えるたった1つの重要なポイント

この記事はロゴのデザインを依頼される方がデザイナーに「どのようなロゴを作って欲しいか」ということを伝える際のポイントをまとめています。特にロゴのデザインを初めて依頼される方は是非お読みください。

ロゴのデザインを依頼されるクライアントも様々で、しっかりとアイデアを固めて依頼される方もいれば、全てお任せしますというクライアントの方もいらっしゃいます。

クライアントの想いを反映したロゴの制作とは

想いを伝えた方が完成度の高いロゴに仕上がります。

ロゴのデザインを依頼する場合はデザイナーに多少なりとも情報を伝える必要があります。
デザイナーはクライアントからの情報をもとにロゴの方向性を導き出してデザインします。

重要なのは1つ。「どんなロゴのデザインをして欲しいか」が伝わればイメージの食い違いが起きづらい。

デザイナーにお任せで、ロゴのデザインに対する情報を何も伝えずに出来上がってきたロゴのデザインを見て比較して検討される方も多いのですが、事前にデザイナーに情報を伝えるだけでイメージの食い違いはかなり解消されます。

「デザインはお任せします」でもできないことはありません、そういう場合でもロゴ制作者はいただいた情報をもとにロゴを制作できますが、クライアントが好まないタイプのデザインのロゴを提案される可能性もあります。元々嫌いなタイプのデザインがある場合は、必ず伝えた方が結果的に良いロゴが出来上がる確率は上がります。

伝えるポイント：ロゴのデザインタイプを検討して伝える

好きなロゴのデザインのタイプがあればそれを伝えます。また逆に嫌いなタイプのロゴデザインを伝えるのもデザイナーは助かります。嫌いなタイプをあらかじめ伝えておけばデザイナーはそのスタイルではロゴをデザインしないということです。

どんなロゴスタイルがあるのかわからないという方のために、参考例を挙げておきます。

ロゴのスタイルの伝え方：参考

＜希望するロゴのデザインの伝え方サンプル＞
■抽象的な場合のロゴの希望イメージの伝え方の例

●シンプルでわかりやすいデザインのロゴを希望します。
●女性がターゲットなので女性的で優しいデザインのロゴを作成して欲しいです。
●業種のイメージが伝わるような先進的なデザインのロゴの作成をお願いします。
●単色で使えるシンプルなデザインのロゴを作って欲しい。
●誠実さが伝わるようなしっかりとしたデザインのロゴマークにして欲しい。

■具体的なイメージがある場合の伝え方の例

●花をモチーフにしたロゴを制作して欲しい。
●社名の頭文字を使ったデザインのロゴを希望します。
●犬と猫をモチーフにしてロゴマークの制作をお願いします。
●このような雰囲気のロゴが気に入っています（サンプル見本がある場合）

具体的な場合はモチーフを指定します。モチーフを指定する場合でもあまり細かい指示はしない方がデザイナーはアイデアを広げやすくなります。
ただしより具体的なイメージがある場合は下書きなどを提出しても大丈夫です。

■好きではないロゴのイメージがある場合の伝え方の例

●ロゴのデザインにはグラデーションを使わないで欲しい。
●あまり色を使わないで、使っても3色程度までにして欲しい。
●重たいイメージやゴツゴツした雰囲気にして欲しくない
●派手なロゴのデザインにはして欲しくないです。
●女性がターゲットではあるが、かわいらしすぎるデザインにはして欲しくない。
●小さいものにも使用するので細かすぎるデザインのロゴにしないで欲しい。

このように希望するロゴのデザインの方向性をデザイナーに伝えるだけで的外れなデザインのロゴが提案されることをほぼ防ぐことができます。

ロゴデザイナーに希望の情報を伝えることは重要です。

オーダー制作のロゴの場合は、ロゴの提案数が決まっている場合も多いです。
デザイナーはクライアントからの情報をもとにロゴを完成させていくわけですが、情報がなくクライアントが何を望んでいるかがわからない場合は、違うタイプのロゴデザインを何案か提案されることもあります。
これは非常にもったいないことです。情報を伝えなかったせいで提案のうちの数案を逃すということになります。
ロゴのデザインを依頼される場合は、抽象的で構わないのである程度のデザインの情報を伝えましょう。